
今回は東京の奥多摩方面、川井駅から徒歩1時間の真名井沢へ沢登りに行ってきました。
恐らく昔はわさびの産地だったのだろう。
名渓(?)真名井沢に登る。
青梅を通り過ぎ、川井駅から3.3kmの真名井沢。
サムネイルの高解像度版
この沢は昔わさび田に使われていたこともあり鉄でできた魚止めをはじめ、石が崩れないための柵であったり工事跡の台車の廃棄されたもの、登るためのロープや残念ながらゴミ等、人の生活跡が色々残っている。
本にも掲載されている有名な沢のようです。
この地図の高解像度版
入口で倒木の撤去作業をしているユンボを横目に沢へ突入。最初は車も通れるような道を進んでいきます。
沢を歩くときに気を付けないといけない事
- 滑って転ぶこと
- 高い場所から落ちる
- がけ崩れの下敷きになる
- 濡れて体温を奪われる(冬)
それに付随して衝撃での骨折、打撲や勢いで木が足等に刺さる事にも注意をしたい。滝等で高低差が高いと大回りで回り込むようにして登る。コケのむした石はもちろん、石肌に違和感のある石、濡れている石は踏まない。葉の乗った石は案外滑らない。
途中で冬イチゴやヤマノイモのムカゴを取りながら目指していたのは魚止め、ここまで来ると広く開けて来るので落ち着くことができます。
そして一番の難所。(笑)
この木を登らないと先に進むことができません。
第二の難所。
間引きされた木を持ってきて橋にしました。
やまめし
そして辿り着いた目標の野営地。この時点で10時(駅を出たのが8時)だったので歩いたのとでお腹がもう・・・
火おこしはやはり川辺だと持続して燃えてくれる火口が必要になりますね。
今日のメニューはムカゴとニンジンのポトフ、フランスパンと冬イチゴジャムです。
勿論スプーンはスギを薄く割ってさっき削ったもの。へこみは無いです。この写真は見づらいですが、飯盒には木の取っ手をつけてあります。
スプーンを作りながらずっとコトコトしていたのでたまねぎはトロトロ、ニンジンはホロっとほぐれます。
非常にうまし。
取ってきた冬イチゴをジャムにします。
持っててよかったスティックシュガー。(笑) フランスパンにつけて戴きます。
甘酸っぱい冬イチゴはジャムにするととてもうまい。野生の実はジャムにするとなんでもおいしくなるんじゃないだろうか。常温で無加熱でも甘いフルーツしか食べないというのは勿体ない気分になりました。
お腹いっぱいになったところで今日の結果を振り返ってみます。
目標
- 沢の危険性と必要な物を調査する。
- 必要最低限の薪での食事。
ケガ
- なし
装備の損傷
- なし。
今日は片道2時間の長距離移動なので早めに準備をすませます。
固形の炭で飯盒を洗うと余分なススが取れて楽ですね。ナイフやアックスについた汚れも炭で落とします。
真っ黒に焦げ付いた飯盒は嫌いではないです。
フライパンのように柄を延長する技いいですね、参考にさせて頂きます^^
石でゴトクを作ったのですが座っている位置がら少し遠かったという不便から生まれました(笑)怠惰万歳。