
大きな岩の上に滝ができたのか大きな滝壺、
通称黒い釜のみられる安寺沢に今日は行ってきました。
奥多摩駅から歩いてすぐの安寺沢に行ってきました。所々雪が落ちてて季節を感じられる風景に心躍らせます。
入り口には小さな神社が。無事を祈りお賽銭します。
折れてしまった大木から出た二本の芽がまた大きな樹に成長している。
生命力を感じさせる立派な樹です。
登山道を横目にまだ使われていそうなワサビ園を抜け、沢に入ります。
ワサビ園って自然の地形を活用してて日本の複雑な地形とうまく付き合ってる感じがする。
安寺沢は最初の分岐を右に曲がる所が恐らく本流。ワクワクする…
高い段差が続きますがなんとか迂回しつつ上流を目指します。見えてきたのが10m程の大きな滝。情報では黒い釜は上流の方なのですが、さすがに10mの滝は越えられないか…
一度降りて分岐の左を登っていると猪の声が…またかっ
耳を済まして声を聞いてみます。
ウリボウぐらいの声と足音が2つ。こりゃいかん…子連れは相手にしたくない。
辺りを散策してみます。
立派な霜柱。沢は水分が多いのでしょう。
沢も所々凍っています。キラキラと溶けたガラスが固まったような形をしています。
立派な滝が凍ってます。
上手く撮ればいい風景になりそうです。
ツララでかい!
足元も所々凍っています。
間引きされた樹からはカワラタケが。霜がついて鮮やかになっています。
凍っています。
黒い丸い、いかにもすぐ燃えそうなキノコを発見。
チャコブタケですね。炭化させてみましたが多孔質でよく燃えてくれます。小さいのが難点。
これは豚の尻という岩。
今名前つけました。←
さて、落ち着ける場所を見つけたのでそろそろ山飯!
ああぁぁああ寒い。火をおこします。
今日の火口はまだ炭化させていないガマの穂と落ち葉です。
ガマの穂は炭化させていない状態だと表面しか燃えないですね…
焚火に炭化させる分のガマの穂と家から持ってきた謎のアルミホイル塊をのせておきます。
今日は山と食欲と私に出てきた欲張りラーメンを作ります…袋ラーメンにウインナーを加えるだけの簡単なものですがこれはうまい!
カロリーやばそう(笑)
山で食事をしている時は落ち着くからなのか周りの木々に自分が溶け込んでいくような感覚になります。
至極のまったりタイムですね。
ホイルがパチパチと音をたててきました。
なかを見てみると…
リンゴバターにシナモンたっぷりです。食べやすい大きさに切って冷やしておきます。
炭化させているガマの穂を開けてみます。
ためしに火をつけてみたのですがフェロセリウムのファイアスターターで一発で火種ができます。
急がなくても火花の乗ったガマの穂を持ち上げて息を吹き掛ければ真っ赤に燃えていきます。
焚き付けとして枯れ葉等を使えば大きな火が一瞬にして上がります。
これは確かに小さい火花で火を起こせるので火打ち石でも着火できます。
さて今日を振り返ります。
目標
- 冬の沢の風景を楽しみにいく。
- 炭化させるための多孔質なキノコを探す。
- 火口となるガマの穂を炭化させる。
- 安寺沢の黒い釜を見に行く。
ケガ
- なし
装備の損傷
- なし
感想
黒い釜を見に行くのをまた猪に邪魔されましたが風景はすごく楽しめた。
冬は綺麗なモノを楽しめますね。季節がプラスされた山登り楽しい。寒波が直前に来ていたというのも大きい。
またいつか再チャレンジ!
ガマの穂、ムラがあるのかもしれませんよ。私のは一瞬で全て燃え尽きました。 寒い時期の山メシはラーメンですよね! 寒くて早く火で温まりたい、手早く作って、早く食べて温まりたい一心になってしまいますので、インスタント最強です^-^;
インスタント最強です(´ω`)b
早くできあがるのいいですね!
僕もタッパーに入れていったはいいんですが道なき道をいったせいかぼろぼろでした…(笑)
ガマの穂10本分ぐらいをつめつめにして炭化させたので丁度良い具合に密度はありました。火花おとしても火がつく様子はなく息を吹き掛けると真っ赤になる感じでした。カーペットにハンダ落として拾おうとしたらまだ溶けてたような感覚です(笑)今度動画撮ってアップしてみようかな…